警報が出たら仕事を休みたい上原勇一郎

台風の被害をニュースで目にすると
本当に恐ろしいかぎり
突風なんで避けようがないよ

何年も前だけど・・・
公園で突然強風吹き付けたから
小さな子どもたちもブランコから下りたりして
目を覆ってうずくまっていた

ザザザザ~~~

なんかすごい勢いの風が
ぐるぐる落ち葉を巻き上げたかと思ったら
ブランコの近くに止めてあったベビーカーがふわっと・・・

直ぐに大きな音をたてて落ちてきた

公園にいたすべての人が一瞬凍りついた

かけてあった買い物袋から食品が散り
ベビーカーは横に倒れている

お母さんが走って来た

その時、皆の肩が大きく下がった
お母さんの腕の中には赤ちゃんが抱っこされていた

もーさー、本当に良かったよ
みんなベビーカーに赤ちゃんがいるんじゃないかって
心配で心配で心配だったからね

これでも「竜巻」ではなくて「つむじ風」なんだよね

怖すぎるよ風の力。

そう言えば
随分前、新入社員の子がこんな電話をかけてきた。

「警報出てるんですけど、今日はお仕事お休みですか?」

「馬鹿野郎!早くこい!」

彼は、一日笑い者だった。

その後も、台風の時期には皆にいじられていたけど・・・

だけどさ、この頃思うんだよね

雨風がひどい中、頑張っても
少しおさまってから頑張っても

生産性は同じかもしれないって。

って、台風の日に休みたいだけの上原勇一郎でした。