国籍とアイデンティティ

ドイツにいる知り合いがこんな話をしていた。

「日本の人間関係なんて大したことないよ」
ナヌ?
「こっちは、民族多種だろ?オフィスで日本人なんて自分一人だしさ、ほんと大変だよ」
確かに・・・
「日本だっていろんな人がいるのは当たり前なんだけどさ」
だね
「そんな程度じゃないから!」
そうなのかー?
「こないだも「お前馬鹿?」見たいなこと言われてさー」
え?
「うるさい奴ばかりで仕事が進まないから、黙って仕事片付けてたら・・・」
えらいじゃん!
「やんなくてもいいことまでやるなんてバカだろ?っだてさ」
おおー
「やってられないよー、日本人的っていうかさ、「気を利かす」って意味が分かんないだよねー」
あっ・・・気が利かない上原としては耳が痛い・・・
「個性じゃないからね、民族性だからね。どいつもこいつもどうしようもないよ」

かなり疲れている様子・・・
まあ、君なら何とかやっていけるよ!いつもそうだったじゃないか、と励ましておいた。
きっと大丈夫・・・

そういや、パートナはドイツ人だったけ
日本で幼少期、その後は香港、イギリス・・・で育ったたとかで
ドイツで過ごした日々が少ないドイツ人
日本語(関西弁)、英語、ドイツ語が堪能なドイツ人?
「ドイツに行っても馴染めないかも・・・」な~んて言うドイツ人だった。
・・・
まあ、アイデンティティをどこに持っていくかはその人次第だからね・・・
アメリカで生まれて育ったら「私はアメリカ人だ」で当たり前だし
日本人の血が混じっているので「私は日本人であることを誇りに思っている!」でもいいわけで

とりあえず、国籍だけはハッキリさせておくべきかな~
と、ニュースをみて思った上原でした。